古本屋が中心につくった古い野球、忘れられた野球人、とにかく野球を語りたい人のための文科系野球雑誌「野球雲」創刊3号です。
今回の特集テーマは「野球三都物語」
大阪、京都、神戸...
日本の野球を面白くしてきた関西野球に関東からオマージュを捧げる内容です。
表紙は美しきアンダースロー杉浦忠。
『野球雲』は古本屋ネットワークでつくる雑誌。
野球本の書評・ブックガイドも必見。
日本のプロ野球は、関西の野球がなかったからつまらないものになっていただろう。 エネルギッシュな商都大阪、千年の都京都、ハイカラな港町神戸、 三都は全く異なる個性を持ち、それぞれが街として人を魅きつける。 阪急、阪神、南海、近鉄・・・・ 私鉄路線が都市をつなぎ郊外へと広がり、おのおのの沿線文化をつくりあげ、 その私鉄会社が球団オーナーとなった時代があった。 しかし、今や存続している球団は阪神タイガースのみ・・・ パリーグ3球団は身売りし球団名や本拠地を変え、 三都で繰り広げられたドラマは幻の中にある。 素晴らしき関西野球を「野球雲」は関東の地から今一度見つめなおしてみた。