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なぜ鉄道会社はプロ野球に参入したのか? 「鉄道」と「野球」―二つのキーワードをリンクさせると、新たな近現代史が見えてくる!
●近代国家の建設は、鉄道の建設なくしては考えられな かった。日本の野球は、鉄道の萌芽の時からそこに寄り 添っていた。
●第1回全国鉄野球大会が開かれたのは、1921(大正 10)年10月だった。鉄道開通50年記念式典の10日 後。都市対抗野球大会より6年も早い。
●1940(昭和15)年夏、日本のプロ野球9球団は満州 に遠征した。7月26日正午、吉林丸に乗船して神戸港を 出発し、29日午前8時無事大連港に到着。その後約400キロを南満州鉄道で北上して午後4時に到着。
●戦後間もない昭和20、30年代は、九州社会人野球 の黄金時代といえる。門鉄、西鉄、国鉄志免鉱業の鉄道組をはじめ、八幡製鉄、別府星野組、植良組、日鉄二瀬、 東洋高圧大牟田など、まことに百花繚乱の趣があった。
●国鉄が野球王国を築く一方で、西日本では私鉄が野球 と深いかかわりを持つようになる。江戸時代の大坂(大阪)では「お奉行の名さえ知らずに歳暮れる」という川柳が詠まれたが、もともと反中央、反権力の気質がある関西人は、私鉄に深い愛着を持っていた。
●山陽クラウンズは、若い無名の選手を育成してプロ野球界に送り込むことを目標に結成されたが、他球団の選手を預かる育成委託も受けていた。
●西鉄─南海は、黄金カードとなり、大阪球場は満員に なった。名将鶴岡一人(旧姓山本)は、大学や高校の有名選手を次々と獲得するとともに、野村克也や広瀬淑功など、埋もれた素材を見出しスターに仕立て上げた。(特集より)
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